こんにちは!
シニアライフを探求するシニアブログのチム(@tikao2440)です。(^▽^)
警察庁の広報資料を元に、高齢者を狙う詐欺集団の検挙率は増えているのに、相変わらず高齢者の被害が後を絶たない状況をどうしたらいいのでしょうか、考えてみたいと思います。
高齢者が毎日観る朝のテレビNHKでは、毎日のように女性アナウンサーが、「最近の詐欺集団の手口と対処の仕方について」呼びかけています。
又、県警では迷惑電話防止機器を話題の実演販売士がPR動画を公開するなど高齢者への詐欺の注意呼びかけはあらゆる方面で行われています。インターネットサイトでも警察関連筋サイト、シニア、高齢者関連サイト取り上げれば切りが無いほど溢れています。警察、メディア、役所、銀行の啓蒙にも拘らずどうして減らないのか。
騙されてしまう要因
詐欺の種類によって騙されやすい年齢層は変ってきますが、65歳以上の高齢女性の被害認知件数は全体の65.3%、オレオレ詐欺は、84.4%を占め、75歳~86歳が最も多く発生しています。
何時も自宅に居る、孫との会話、交流が停滞、普段話し相手が居ない、詐欺への呼びかけを自分毎に思っていない、もしもの対応を準備してないので、万が一の詐欺電話に動揺する、恫喝による恐喝に萎縮するなど、騙されないための呼びかけは万全ではありません。
「高齢者の女性は騙しやすいしお金もある」という詐欺集団の餌食になっているのです。
出典:警察庁 広報資料
犯罪が減らない背景
他のサイトでも取り上げられている有効な手段は、相応に効果がありますが、完全に撲滅するには、どうしたら良いのか。
電話を架けてきたり、現金を家にとりに来る犯人は、実はネットで勧誘され雇われた若者であったり、暴力団の手先となって動いているグループで、組織化され洗練された詐欺集団のアジトは、警察でも簡単に検挙できない闇に閉ざされた国内、国外に存在しています。
実際、昨年ベトナムの警察が検挙した日本人の犯人10数人が国内向けに電話していた事実が、数百台の携帯電話、パソコンなどが押収され裏づけされました。ベトナムから羽田空港に移送された詐欺集団の映像が記憶にあたらしいところです。
詰まる所、国と国の警察の在り方とITを駆使したセキュリティインフラが今後の詐欺集団に限らず、世界から悪を撲滅する政策になると考えます。平和条約を締結していない対立する国とは警察も立ち入れないのです。
一方、アメリカの連邦取引委員会(FTC)は、詐欺を避けるため10カ条を公開していますが、高齢者が一朝一夕に身に付けることは至難のわざです。又、此れほどの注意、勧告にも拘わらず発生する理由は、高齢者の老いていく身体と精神的な受身が詐欺の的になっている可能性があります。
有効な詐欺・強盗対策
最近は、ガス会社名を名乗り、マスクに作業服を着た二人組みが高齢者の家を訪ね、「ガス点検に来ました」と言って家に入り込み、途端に身体を縛り金品を要求する強盗が関東周辺で発生してい
ます。高齢者の夫婦や一人住まいを狙った5分間ほどの悪事です。
備えとしては、
1.無線警報機を屋外に設置する
SOS緊急コールセット PHYSEN 価格: ¥2,199
呼び出しベル、介護ベル、ポケットベル、無線 コール、警報システム、呼び鈴ナースコール、
医療警報システム、防犯ブザー・アラーム、お年寄り/介護用として目的に応じて使い分けら
れます。
音量が0db~110dbまで5段階で調節可能。(子供や女性が使う、防犯ブザーは90dB)
2.電話機に後付けできる通話録音再生機を設置する
山善(YAMAZEN) 電話通話録音機(固定電話用) YVR-DR1 価格:¥6,000
電話着信時、「この通話は、通話内容確認のために録音します。」と着信側にアナウンス。
振込め詐欺犯の場合、抑止効果が生まれます。
3.肝心なのは、高齢者自らが今の詐欺状況を自分のこととして受け止め、多くの選択肢の中から
自分は何ができるかを考え、日頃から備えを持つことだと思います。
まとめ
昨日、刑務所を出所した元服役者が、この外の社会で生きていくことが出来ないので、火を付けバイクを消失させ逮捕されたニュースがありました。刑務所に戻りたかったと言っていましたが、コロナ禍で職を失い日々食することにも苦労している現実の世界から比べれば、食事の心配が無いだけでも年配者にとって精神的に楽なのかなーと勘ぐります。
又、高齢者を狙う詐欺集団について、相当数出版されている書籍、そのレビュー記事を読んでも詐欺集団の人材採用・教育、実行システム、成功報酬などの一連のシステムを讃美し、資産も将来の保証もない若者が詐欺に手を染めていくことを社会環境の問題、教育環境や政治環境の問題にしているかのようである。
詐欺は根本的に無くならないとしても、高齢者が老後のための貯蓄を騙し取られないことを願うばかりである。