こんにちは!
シニアライフを探求するシニアブログのチム(@tikao2440)です。(^▽^)
シニアが晩年の生活設計を立てる上で、資金繰りに当てる、移住するなどの様々な理由で自宅を売却するケースもあろうかと思います。
その時のために少なからず自宅を売却した時の価格を知りたいという人のために簡易的な求め方を紹介します。
物件の売却相場を知る
自宅はいくらで売却できるだろうとインターネットで検索すれば、一括査定サイトがいくつも上位に表示される。
確実に売却を予定している場合は、一括サイトを利用したほうが手っ取り早いのだが、売却が確実ではない、若しくは、ただ相場を知りたいだけの場合、自宅の住所や名前をサイトに入力するのは躊躇します、一社だけとはいえ情報が漏れないとは言い切れませんので。
そこで自分なりに実際の取引価格を参考に導き出してみます。
土地の価格の見方
まず指標とされる公開価格にはどんなものがあるのか調べてみます。
公示地価とは、土地の取引において広く指標とされる「都市計画区域内の土地」の1平方メートルあたりの価格のことで国が決定、公表します。
※公示地価を調べる→標準地・基準地検索システム
路線価とは、相続税や贈与税の算出に用いられる路線価のことで国税庁が決定、公開します。
路線価=公示地価の8割程度が目安
※路線価を調べる→財産評価基準書路線価図・評価倍率表
基準地価とは、土地の取引において広く指標とされる「都市やそれ以外も含む土地」の1平方メートルあたりの価格のことで都道府県が決定します。
実勢価格とは、実際に取引が成立する価格のことです。
実勢価格=公示地価×110%
実勢価格=路線価÷80%×110%
土地の価格を左右する条件
この条件が自宅を売却するときの条件に合うかどうかは別として、 土地の価格を左右する条件を加味した実際の取引を調べます。
※同じ地域の取引でも物件の立地によって価格は変動しますので、最も近い立地の取引価格を参考にします。
木造建物の価格の見方
建物の価格は、取得した費用、耐用年数、経過年数を基に条件、人気度を加味して求められますが、実際の建物の寿命は、メンテナンスによって違ってきます。
建物価格=再調達価格×【(耐用年数-経過年数)】÷耐用年数
再調達価格とは、今新築で家を建てたら価格はいくらになるか。
(目安として木造なら約15万/㎡で算定されます)
再調達価格・・・・1800万
木造耐用年数・・・・・22年
経過年数・・・・・・・20年
建物価格=1800万×【(22-20)÷22】=163万円
まとめ
仲介業者に依頼して自宅を売却する場合にも、国や都道府県で公開している価格を知っておくことは必要です。
取引業者の一方的な要求価格を鵜呑みにすることなく、本来の価値に沿った適正な価格で売却することができます。自分で調べることで、自宅の良い点も悪い点も把握することができると思います。
次回は、売却に要する費用、税金や仲介料などを差し引いて手取りはいくらになるのか、エクセルのシミュレーションを使って算出してみたいと思います。