シニアが店舗で行うキャッシュレス決済が進まない訳とは?

シニアの暮らし

こんにちは!
シニアライフを探求するシニアブログのチム(@tikao2440)です。(^▽^)

政府は、2027年までにキャッシュレス決済の比率を40%まで普及させたいとしています。

キャッシュレス決済で購入金額の20%相当がポイント還元されるというサービスが話題を呼び注目されましたがシニアの我々には身近に感じませんでした。

PayPayなどキャッシュレス決済事業者が相当数出てきて競走が激しくなってきています。私もカードでの支払いはありますが、その辺の違いと何故、シニア、高齢者のキャッシュレス決済が普及しないのか検証します。 参考になれば幸いです。

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キャッシュレス決済のしくみ

キャッシュレスとは、その名のとおり、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣・硬貨といった現金を使わずに支払いを行う決済方法のこと、クレジットカード、交通系ICカード、流通系ICカード、タッチ型決済、QRコード決済など多岐に渡ります。

実は、私たちが電気製品をクレジットカードで買ったり、電車にICカードで乗ったり、毎月、電気、ガス、水道代、税金など口座から引き落とされていることもキャッシュレス決済になるということです。にもかかわらず、「キャッシュレス決済」という言葉に抵抗感を抱くのは何故でしょうか!

2018年10月に「100億円あげちゃうキャンペーン」で話題になったPayPayは、上記のQRコード決済になります。QRコードを使った決済、つまりカードではなくスマホを使った決済に戸惑っていたのかもしれません。
簡単に分かりやすく言えば、

 1.カードでの支払いは、①プリペイドカード②デビットカード③クレジットカードで支払い、
   ①は前払い(事前ジャージ)②は即時払い③は後払いの3つの決済方法になります。

 2.スマホでの支払いは、端末にスマホをかざすかQRコードを読み取り行われるものです。

2.のスマホのやり方として、スマホをかざすだけのタッチ型決済とアプリを起動してQRコードを表示、店舗側で読み取る場合とがある。

当然前の方が簡単でいいがNFC機能を装備したスマホでないと出来ない、対応機種は様々である。また、店舗側にも設備の導入コストが必要になる。

後の方は、店舗側の導入は簡単であるが、決済フローとしてスマホを起動させ、起動の遅いアプリを開き、○○Payのタブを開き、「コード支払い」を選択、パスワードを入力、QRコード画面を店員に見せ、スキャナに読み込ませる一連の作業が面倒である。

キャッシュレス決済なかなか進まないのは何故か?

前述の内容を見てくるとキャッシュレス決済が進まない背景が見えてくると思います。

・現金を預けたり引き出したりする店舗、ATMシステムが完備されていて何時でも何処でも手軽に
 お金が引き出せる。
・長い間の習慣で現金での支払いに安心感、信頼性が高い。

スマホでの決済は多種多様に渡り面倒で難しそう。
小口店舗での設備導入はコストがかかる。
・キャッシュレス決済化の意図、仕組みを良く理解していない。

などが考えられますが、交通系ICカードで電車に乗る場合を考えるとキャッシュレス決済は、簡単に感じるられると思います。しかし対応したスマホと店舗側にも対応する設備がないと実現しないということが分かりました。

政府が推し進める訳とは

1.外国人が旅行で訪日し消費が拡大する。
 今後もラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピック、万博など、日本を訪れる外国
 人観光客の消費を促進するためは、外国の通貨や貨幣を使うより、クレジットカード等で済ませ
 たほうが楽で消費量も増えるだろう。

2.キャッシュレス化で「1.6兆円」のコストダウンを図る。
  ・印刷局、造幣局の紙幣、貨幣を印刷、造幣するコストの削減
  ・銀行、コンビニエンスのATMに掛かるコスト
  ・警備員、関連する作業の現金を扱う人件費のコスト
  ・少子高齢化が続き、労働力人口が減ることで便利な世の中を維持するには、キャッシュレス
   決済いわゆるITの技術で効率化を進めざるを得ない

3.消費者側のメリット
  ・「ATM利用時にかかる手数料という金銭的メリットと窓口での無駄な取引時間が減る

まとめ

シニア、高齢者には、スマホを起動しアプリを開くなど前述した一連の操作は抵抗を感じます。
只、政府の方針を勘案すれば、我々シニアも努力すべきと感じました。

技術進歩による決済の操作性の向上、店舗側の導入コストの減少などが今後のキャッシュレス決済の広がりに影響するものと思います。