故郷の被災状況!今後の復興と自然災害にどう立ち向かうか

シニアの暮らし

こんにちは!
シニアライフを探求するシニアブログのチム(@tikao2440)です。(^▽^)

コロナの次は豪雨災害、もう限られた地域だけでなく日本全国何処でも何時に起こるか、
予測もできません。

今回は、私の故郷、熊本の芦北町の被災状況を記録に留めておきたい。
又、村の消滅が加速している中、我が故郷の存亡についても考えてみたいと思います。

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豪雨をもたらした線状降水帯

2020年7月6日から降り出した大雨は、九州全域、中国地方へと広がっていった。

[ひまわり8号] 停滞する降水帯 -西日本豪雨 2018.7.6 / CEReS, Chiba University

写真、動画で見る被災状況

熊本県被災状況 NHKまとめ 2020年7月12日 20時48分時点

死者 
▼人吉市19人、▼芦北町10人、▼八代市5人、▼山鹿市2人、▼津奈木町3人    計 63人

行方不明者
▽八代市2人、▽津奈木町2人、▽球磨村1人、▽芦北町1人     計 6人
                       

住宅浸水
▽床上浸水4580棟、▽床下浸水1641棟

故郷、実家の被災状況

プロフィールでも紹介している所ですが、

災害がなければ、とても穏やかで田園と山並みに囲まれた風景です。
それこそ、信号もなければコンビにもありません。

町と村は「やびつ坂」で繋がっていて、日光のいろは坂と言ったところです。
大雨時は崖崩れが起き、都度修復して道幅を広げてきました。
その「やびつ坂」を登りきったところが故郷の村になります。

実家から送られてきた被災状況の一部を掲載します。

復興への課題

地域別、住居別の個別対策が必要、

山間部を流れる河川に隣接する谷底平野は、今後全域が土砂災害と床上浸水になるのを前提に考えなければならない。河川の一部を除いて、全ての堤防を強化、補強することは現実的ではない。
想定しない豪雨の場合、大量の雨量が越水して住宅地に流れ込めば瞬く間に浸水してしまう。

地震、台風、豪雨対策にベストな候補地に高台の平地を醸成する。豪雨時の浸水対策としては、東日本大震災時の津波対策としての復興計画を参考にできるのではないか。

又、新設する高台の裏山は、国で買い上げ、地すべり、土砂崩れ、排水処理などの対策が必要となる。当然、復興予算に見合う世帯数がある町になる。年配者で建替えが不可能な住居者は、県で賃貸住宅を建設するなど。

道路のインフラ整備は、生活に密着した県道以上を自然災害対策として補強していく。
前述の写真で、近くに河川は存在しないので、近場の山に降った雨量だけで道路が河川代わりとなって流木が流れ散っているのが分かる。

只、問題は田んぼである、田んぼへの土砂の堆積によっては、復興は難しくなるだろう。
村の川は、最終的に今回氾濫した球磨川に流れ込んでいるが、この地は上流地域である。

上流の山並みに新幹線のトンネル貫通工事で出た土を大量に堆積してある。コレが豪雨によって、田んぼに流れ込む可能性も否定できない。堆積した土は地震によって崩れ落ちるかもしれないのである。

自然災害にどう対応するべきか

昨年、千葉の市原市、館山市の南房総を襲った台風15号と19号の爪あとは、今尚、ブルーシートで覆われた家が目立ちます。補助金不足、職人不足、材料不足で修復を諦め放置状態の建物も数多くあるのでは無いでしょうか、処分するにも費用がかかります。

自然災害にどう対応するべきか?一番の問題は、費用ですね、強固な建物を作るには、それなりにお金がかかります。一般の個人民家で鉄筋コンクリートの建物を建てるのは難しいです。

30坪の平屋建てでおおよそ3000万円、40坪だと4000万円位になります。床上浸水を予測するなら2階建てになりますので庶民には手が届きません。

木造建築費用と鉄筋コンクリート費用が同じ位になる技術的な進歩は無いのでしょうか、不可能でありえないことならば、自然災害対応策としては、極端な結論ではありますが、マンション也団地などの強固な建物に入るしかないということになります。

もう一つには、最初から建物には執着せず、自然災害時は早急に避難し建物、家財は諦め最低限の損失に納めるというもの。

今回の熊本豪雨災害も被災者が揃って言ってることは、河川の水嵩が増し浸水が早すぎたと言っています。避難警告の前に、動けないお年寄りや子供を除いて自分で決めることです。

このことは、昨年の台風19号の時から学習しているはずなのですが、他所事だったのでしょうか。長年暮らし続けた建物は、愛着と執着心で離れられなくなる気持ちは分かります。